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2022.04.17
Column

美容と腸内環境について②

それでは前回に続きまして『腸美活』投稿を☆今日は腸内細菌について☆

目次

1,腸内細菌とは

2,腸内細菌の働き

3,今回のまとめ

 

1,腸内細菌とは

腸内細菌は、腸内に存在している細菌のことです。私たちの腸内には、約100兆〜1000兆個の腸内細菌が存在しています。腸内細菌の集合体は、「腸内フローラ」と呼ばれています。

私たちの腸の中で、この腸内細菌がさまざまな活動をおこない、それが体全体に影響を及ぼしています。

腸内細菌の分類…現在の研究では、人間の腸内細菌は数万種類が発見されています。それらを分類すると大きく3つの種類になります。

  • 善玉菌
    体によい作用を及ぼしてくれる菌のこと。未消化物を分解して消化を助ける、ビタミンを合成する、免疫を高めるなどの働きをしています。善玉菌には、乳酸菌やビフィズス菌が分類されています。乳酸菌の作り出す乳酸や、ビフィズス菌が乳酸に加えて酢酸は、腸内を酸性に保って、善玉菌が活動しやすい環境を作り出したり、外から入ってきた有害物などから体を守っています。また大腸を刺激して蠕動運動を促すことで、うんちの排出を助けています。
  • 悪玉菌
    体に悪い作用を及ぼす菌のこと。腸内で活動することで人体に有害な毒素を産生してしまったり、場合によっては発がん性のある物質を出すこともあります。強い毒素を作る病原性大腸菌や、食中毒の原因としてよく知られるウェルシュ菌などが代表的な悪玉菌となっています。
  • 日和見菌
    環境や状況によって、善玉菌にも悪玉菌にもなる可能性がある菌のこと。

腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分けられることが多いですが、最近ではこのようにはっきりとはわけられないことがわかってきています。腸内細菌がどのような振る舞いをするかは、腸内の環境にとても大きな影響を受けるのです。

ヒトの腸管内には500~1000種類の細菌が共存

2,腸内細菌の働き

腸は「第2の脳」と言われるほど脳からの指令なしに独立した多種多様の働きをすることがわかっています。そして脳の次に多い神経細胞を持った臓器です。

食べたものを吸収する⇒臓器間のやり取りをする⇒排せつをする。この生きるための行程すべてに腸は関係しているといわれています。

腸内細菌の働きは以下のものがあります。

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①食べた物を消化
糖分を分解(発酵)して酢酸や乳酸などを産生したり、小腸で消化しきれなかったたんぱく質や食物繊維を分解・消化し、においやガスを発生させています。

②ビタミン産生
ビタミンB1・B2・B6・B12のほか、ニコチン酸アミド、葉酸、ビタミンK、パントテン酸、ビオチンなどを産生しています。

③・④腸を病原菌から守る(免疫刺激・外来菌の増殖抑制
一部の腸内細菌は、腸管に病原菌が感染するのを防いでいるほか、増殖して一定数存在することで外来菌の増殖を抑え、さまざまな病原菌から腸を守っています。

⑤腸のエネルギー源(有機酸)の産生
腸に到達した食べものから、有機酸などの栄養分を産生しています。有機酸は、腸がぜん動運動を行う際のエネルギー源として利用しているため、腸の活動に関しても、腸内細菌は重要な役割を担っています。

⑥有毒物質の毒性を低減
乳酸菌やビフィズス菌などは、発がん性物質などの毒性低減に関与しているといわれています。
【参考】
①~⑤:『新版胃腸ケア・ガイドブック』(興和新薬)
⑥:『静脈経腸栄養』Vol.28 No.4 2013 9(915)-15(921)(日本静脈経腸栄養学会)

3,今回のまとめ

腸内細菌を知ることは、健康や美肌への近道。次回は腸内細菌の増やし方についてお勉強します。