目次
1,ビタミンEとは
2,ビタミンEの働き
3,ビタミンEを多く含む食物
4,今回のまとめ
1,ビタミンEとは
ビタミンEは脂溶性ビタミンのひとつで、強力な抗酸化作用が知られている成分です。
ビタミンEは、α、β、γ、δトコフェロールとトコトリエノールの、全部で8種類の異なる物質の総称です。
それぞれの作用の特徴として、トコトリエノールは炭素の結合が二重になっているため、細胞膜へ侵入しやすく即効性があり、トコフェロールは持続性があると考えられています。
2,ビタミンEの働き
「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEには、血液の流れをスムーズにする血行促進作用、ホルモンバランスを整える作用、老化を防ぐ抗酸化作用、血管の老化を防ぎ体内で発生する過酸化脂質の増加をおさえる作用などがあります。
・血液の流れをスムーズにする血行促進作用
・血中の悪玉(LDL)コレステロールの酸化を抑制する作用
・ホルモンバランスを整える作用
・抗酸化作用
・血管を健康に保ち、体内で発生する過酸化脂質の増加を抑える作用
3,ビタミンEを多く含む食物
*ナッツ類:ピーナッツ・ヘーゼルナッツ・くるみ・アーモンドなどのナッツ類に加え、ヒマワリの種などの種子類も大事なビタミンEの供給源となります。
*野菜類:ほうれん草・ブロッコリー・なす・西洋かぼちゃといった緑色野菜や、枝豆・アボカドなどにもビタミンEが含まれています。
*魚介類:いくら・たらこなどの魚卵・うなぎ・青魚類など
ビタミンEと一緒にとりたい栄養素
*ビタミンC・・・ビタミンCは、抗酸化力作用をもっと高めてくれる。どちらも肌に良い効果をもたらす栄養素なので、合わせてとることで美肌効果がアップ。
*ビタミンA・・・ビタミンEには、ビタミンAの効果を高める作用があります。ビタミンAは目の働きを助け、網膜などを健康に保つため、疲れ目やドライアイなどに効果的。ウナギやほうれん草などには、ビタミンEもAも豊富に含まれているため、一度に摂取できておすすめです。
*セレン・・・セレンはミネラルの一種。酸化した脂質を分解するために欠かせない成分であり、強力な抗酸化力をもちます。同じく抗酸化作用のあるビタミンEと合わせると効果が増大。細胞の老化を防ぎ、若返り効果がアップ。血管がもろくなる動脈硬化を防ぐ働きもあります。
4,今回のまとめ
【若返りのビタミン】とされるビタミンE。前回の【活性酸素】を抑制するビタミンとして活躍してくれます。摂りすぎに注意して、若さを保つ材料にしたいですね☆